イーサリアム(ETH)に対応したASIC Antminer E3が登場。GPUマイニングは今後どうなるのか。

ASICを製造する大手BITMAINからイーサリアム(ETH)やイーサリアム・クラシック(ETC)に対応したASIC Antminer E3が発表されました。
この記事ではEehashの今後、GPUマイニングについて考えてます。

イーサリアム(ETH)に対応したASIC Antiminer E3が登場。GPUマイニングは今後どうなるのか。

以前から噂されたイーサリアム(ETH)に対応したASIC Antminer E3が登場しました。
イーサリアムはASIC耐性のあるEthashアルゴリズムを採用していますが、もはや耐性はないと言って良いでしょう。
Antminer E3の初期ロットは2018年7月から出荷開始。価格は800USD(日本円だとおおよそ8万4000円前後)です。

Antminer E3 スペック

1. Hashing algorithm: Ethash

Power consumption: 800W

Hashrate: 180MH/s

These are the conservative estimates. We expect the miners to deliver higher performance and efficiency when they are ready to ship.

Antminer E3, Batch 1

Antminer E3はRadeon RX580の高ハッシュレート(30MH/s)で換算すると、約6GPUの性能を持っています。消費電力に関しても同じく約6GPU相当になります。
ほぼ好条件下のGPUマイニングをする場合と同様の製品になりますが、値段が圧倒的に安いです。1GPU=4万円前後しますが、Antminer E3は8万4000円前後で購入出来ます。
GPUであれば24万円相当のハッシュレートを8万4000円前後で買える訳ですから、Antminer E3はかなりコストパフォーマンスが良いです。

Antminer E3はコストパフォーマンスが良い点以外では、GPUマイニングとほぼ同じ性能です。
つまり、ASICだけれどGPUマイニングと共存できる性能となっています。
但し、ASICのハッシュレートや消費電力が向上することで、よりGPUマイニングが不利になる可能性は今後あります。
現状だと価格以外には好条件下のGPUマイニングとほぼ一緒です。

イーサリアムはASIC向けのハードフォークを検討中。GPUマイニングの継続が可能か

EthashのASICが登場する噂は以前からありましたが、2018年3月あたりからASIC登場が現実を帯びた頃からイーサリアムのコミュニティにてASIC向けのハードフォークについての意見調査が開始されました。

I believe it is the accepted wisdom that ASIC based mining leads to increases centralization when compared to GPU mining.

This leads us to two questions:

Should we hard fork to make ASIC mining harder and to demonstrate a willingness to hard fork any future ASIC based ethereum mining.
What specifically changes do we make to implement this increased ASIC resistance.

EIP: Modify block mining to be ASIC resistant.

再びイーサリアムがASIC耐性を手に入れるにはいくつか手段がありますが、シンプルな例としてはアルゴリズムの変更が一番最初に考えられます。
イーサリアムに採用されているEthashからASIC耐性のあるアルゴリズムを採用することで、再びASIC耐性を手に入れる事が出来ます。
上記の意見調査の中ではアルゴリズム変更の提案は数多くのユーザーからも提案されていますが、どのアルゴリズムを採用するかの見通しは立っていません。
また、違うアプローチ方法として永久的なASIC耐性として考えられるPoSへの移行を早めるなどの方法もあります。

2018年はASIC耐性との戦い。XMR, ETH…ハードフォークは必須なのか

2017年末からBTC以外のASIC登場が活発的になって来ました。
噂でしかなかったイーサリアムのASICの登場はGPUマイニングをメインとしている筆者も衝撃的な話です。
先日までRadeon RX 470 8GBを500台買おうかと思っていたのも今では・・・ちょっと難しいですね。

なお、ASIC耐性と言うのは簡単に言うと「大量のASIC設置による権力の集中化が嫌!」と言う所から始まっています。
ASIC耐性のある仮想通貨は、GPUマイニングのように全世界で分散化されて個人レベルでもマイニングをする事で、非中央集権型のネットワークを実現するのが目的です。
今後イーサリアムがハードフォークするかはコミュニティやディベロッパーとの意見交換次第になります。
Antminer E3や今後のコミュニティの動きに注目して行きましょう。

5 Comments

匿名

この程度の性能なら、わざわざハードウォークする意味があるのかな・・と思いました。

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admin

匿名さん

値段が圧倒的に安い点から、EthashのマイニングはASICが主力になるのは間違いないですね。
ハードフォークに関しては今後の議論次第ですが、確かに「この程度でハードフォークするの?」と疑問に思う人も居るとは思います。
圧倒的な性能ではない事からすると、まだ改善余地があるのかも知れないですね。
個人的に気になるのは外見が大きいので中身がどうなっているのかですね。

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匿名

こんにちは、残念ながら現実となってしまいました。半端ない低価格で大手ファームが大量投入すれば、いやBITMAINがもう自社で動作確認という名のヘビーマイニングを全E3で始めるでしょう。RADEONは厳しいですね。アルゴリズムの変更なしではますます利益が薄くなりますね。

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匿名

これASICと呼んでいいものなんですかね?消費電力とハッシュレートを見る感じGPUの中身をお得意のパクりで用意して中で繋げただけ、つまりアルゴリズムを突破して効率化したわけではない気がします。

この推測の通りなら他でも似たようなが大量に出てきそうな気がします。

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