CryptoNight対応のASICが続々と登場中。Monero(XMR)の今後を考える。

海外でCryptoNightアルゴリズムに対応したASICが続々と登場しています。
CryptoNightのASICが登場するとGPUマイニングではほとんど利益が出ない状況になります。

CryptoNight対応のASICが続々と登場中。Monero(XMR), Electroneum(ETN)の今後を考える。

CryptoNight(クリプトナイト)は匿名性の高い仮想通貨で採用されているアルゴリズムになります。
ASIC耐性があるアルゴリズムでしたが、2018年3月以降からCryptoNight対応のASICが登場し始めています。

CryptoNightアルゴリズムを採用した仮想通貨

Monero(XMR)
Electroneum(ETN)
Sumokoin(SUMO)
Bytecoin(BCN)

CryptoNightの代表格はMonero(XMR)です。日本でも知っている人が多い仮想通貨の一つです。
他にはElectroneum(ETN), Bytecoin(BCN)などがあります。

これまではCryptoNightはCPU, GPUマイニングが主力だった

2017年からCryptoNightのマイニングが海外で少しずつ話題になっていました。
イーサリアム(ETH)のマイニングをするよりも、CryptoNightのマイニングは消費電力がとても低く注目されます。
特にGPUマイニングだとRX VEGA、CPUマイニングだとRyzen 5などでマイニングするのが効率が良いとされていました。
2018年2月末あたりまでは「2018年もCryptoNightのマイニングはCPUとGPUが主力だな」っと感じていましたが、3月あたりからASICの噂が登場し始めます。

ASIC大手BitmainからCryptoNight対応のAntminer X3が登場

ASICの販売は主に中国になりますが、その中でも大手はBitmainになります。
BitmainはASIC製品をAntminerシリーズとして販売していますが、3月の新製品にCryptoNight対応のAntminer X3が登場します。

CryptoNightをGPUマイニングは終了。ASICが主力に

GPUマイニングが主力な仮想通貨にASICが登場するとCPU, GPUマイニングは完全に終了です。
ASICはそれほどまでに強力なマイニング効率を持っており、今後CryptoNightでのCPU, GPUマイニングは諦めるしかありません。
今後CryptoNightのマイニングはASICが主力となるのは間違いありません。
なお、基本的にASICの登場後、対象の仮想通貨は上がります。
ASICが登場すると急激なデイフィカリティの上昇が起きて、値上がりが起きないと採算が取れない場合が高まります。
例えば去年の相場状況であればCryptoNightを採用した仮想通貨は上昇する事が見込めます。
只、2018年3月時点の仮想通貨の相場は下げ状況です。上昇は一時的かも知れませんね。

CryptoNightを採用しているMoneroはハードフォークにてアルゴリズムを変更予定

ASICが登場する事で、Moneroはハードフォークにてアルゴリズム変更を予定しています。

The Monero code was forked from the CryptoNote reference implementation. In the CryptoNote whitepaper (https://cryptonote.org/whitepaper.pdf), one of the identified deficiencies of Bitcoin is the Proof of Work due to its centralizing nature, as we will discuss below. In order to create a more egalitarian mining network and foster decentralization, the original CryptoNote developers created the Cryptonight Proof of Work function to “close the gap between CPU (majority) and GPU/FPGA/ASIC (minority) miners.” While the CryptoNote authors admit that “It is appropriate that some users can have a certain advantage over others,” they propose that “their investments should grow at least linearly with the power.” Thus, it is recognized that ASICs may be an inevitable development for any Proof of Work. We also concede that ASICs may be inevitable, but we feel that any transition to an ASIC-dominated network needs to be as egalitarian as possible in order to foster decentralization. At this point in time, we suspect that any newly developed Cryptonight ASIC will not be egalitarian and will not foster a decentralized network.

Monero公式サイトより

特定の仮想通貨でアルゴリズムが変更される例は今までなかった訳ではありませんが、珍しいことです。
なお、MoneroはCryptoNightからCryptoNightV7にアルゴリズムを変更の予定です。

アルゴリズムの変更はたまにある。モナコインも以前は違うアルゴリズムを採用していた

アルゴリズムの変更は難しい決断です。ハードフォークが必須なのでアップデートにはしばらく時間が掛かります。
どのようなアルゴリズムを採用するか検討したり、コア開発者は大変苦労します。

アルゴリズムを変更した例として日本で分かりやすいのはモナコインだと思います。
例えばですがモナコイン(MONA)はハードフォークにてアルゴリズム変更を行っています。
ハードフォーク前のモナコインはアルゴリズムにScryptを採用していました。
しかし、ASICによる強烈なDiff上昇を受けてモナコインは現在のアルゴリズムであるlyra2REv2に変更します。

ASICの戦いは今後も続く

ASICの登場後は強烈なDiff上昇が著しく始まります。GPUマイニングでは太刀打ちできないので、マイニングは諦める以外に選択肢はありません。
筆者の経験談を書くとしたら、Decred(DCR)にASICが2017年11月頃から登場しました。
Decredは以前であれば1ヶ月のGPUマイニングで10DCRの報酬が得られましたが、2018年3月では以前と全く同じハッシュレートで0.5DCR手に入れるのに1ヶ月ぐらい掛かります。
ASICの登場とはそれほどに強力な影響を与えます。

マイニングにおいてASICの戦いは永遠と続きます。暗号の解析を最適化していくとCPU→GPU→ASICのような流れで進んでいきます。
例えばですが、GPUとASIC耐性のあるBitZenyでは以前はGPUマイニングは圧倒的に不利でした。
GPUマイニング自体は可能なのですが効率が悪いんですね。しかし、最近ではCPUマイニングの倍ぐらいのハッシュレートを叩き出すようです。
このように時間の経過と共にアルゴリズムの最適化が進み、CPU→GPU→ASICと段階を経てマイニングに変化が産まれていきます。
GPUマイニングをしているといつかはASICの登場で駆逐される可能性があります。
しかし、今回のMonero(XMR)のように開発者やユーザーの意見が反映されてアルゴリズム変更なども少なからずあります。
諦めずにGPUマイニングを続けようと筆者は思っております。

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